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​僕の話

​2015.4.15

少しだけ僕の話を聴いてほしい。

被害者ぶって話すつもりはないです。

こうなったのも全部僕のせいだから。

 

2年前、僕が組んでいたあるバンドの初ライブ前最後のスタジオ。

何もかも順調に進んでいたはずだったのに、次の日には誰もいなくなりました。

あんなにいい顔で笑っていたドラマーも、音作りにとことんこだわってくれたベーシストも僕の前から消えた。

やめたくなった。何もかも捨てたくなった。

今までの僕が全て無駄になった気がしたんだ「何やってんだろ」って。

大好きだったあのバンドも、あいつの歌も聴きたくなくなって、気が付けば自分で歌うことさえできなくなっていた。

そんな僕を救ってくれたのは、やはり音楽でした。

とても上手とは言えないけど、真っ直ぐで、今にも消えてしまいそうなその音楽に僕は救われました。

モノクロになった日常に色が塗られていくような。

 

音楽で世界は変えられないと僕は思います。

でも人間一人の人生くらいは変えられる。

あのバンドが、あの人の声が、あの歌の歌詞がなければ今の僕はいません。

それでよかったのかなんて僕にもわかりませんが...

でも今僕は幸せです。

「音楽しててよかった」って大声で叫べるくらい。

 

だから君にも聴いてほしいんです。

僕を救ってくれた音楽を、僕が出会った音楽を。

いつかは消えてしまうから。

繋いでほしい。一緒に。

 

「僕らの音楽を守る為の戦争」

 

君の世界を見せてよ。僕の世界も見せてあげるから。

​これからの話

​2016.10.14

こんにちは。お元気ですか? 僕は程々に元気です。

また少し、僕の話を聴いてもらいたくて書いてみました。

今回は過去の話ではなく未来の話。

ちょうどいい言葉が見つからなくて、何度も書き直して、それでもわからなくて。
 上手く伝えられるか怖いです。 言葉はいつも不安定だから。

名前のついていない気持ちが多すぎるんだよね、ほんと。

結局開き直って僕なりの言葉で書いてみます。 長くて拙い文章ですが…よかったら。
 
唐突な話であり、僕にとっては最初から決めていたことなのですが、

「僕らの音 楽を守る為の戦争」というイベントはあと 3 回で終わります。終わらせます。
 
5 日目「飛翔」 2017年開催 東京編

6 日目「約束」 2018年開催予定

7 日目「終熄」 2018年 7 月 7 日開催予定
 
なかなか終わらない漫画みたいにはなりたくなかった。

一番終わらせたい時に終わらせたかったから。
 
「僕らの音楽を守る為の戦争」

という名前はイベントタイトルであって、そうじゃないと思っています。

だってこれは音楽が生まれた瞬間からずっと続いている戦争の名前だから。

イベントがなくなろうと、バンドが解散しても、歌が終わっても、誰かが死んでも、終わらない。

この世界には音楽が溢れているから。

「楽しい」「悲しい」「冷たい」「あったかい」「激しい」「綺麗」

まるで人みたいに個性豊かで、知れば知るほど生々しい音楽が今日も生まれ、歌われ、流れている。

存在証明し続けているみたいに。

そして僕らはそれを聴いて心にしまう。

忘れないように、消えないように、大切に。

そうやって繋いでいけばきっと消えない。 だから忘れないでほしいです。

 
 
日々のこと。

あのバンドのこと。

あの歌の歌詞のこと。

あの日のライブのこと。

そしてできればこのイベントのことも。

これじゃなんかもう終わったイベントみたいですね。 でも伝えたいのはそういうこと。
 
かけがえのないものにはなってほしくないです。

でも、あって嬉しいものにはなりたい。
 
あと 3 回です。

今までと同じように大切に、そしていい日になるよう全力でやれるだけのこと をやってみようと思います。

 
 
ここまで読んでいただいてありがとうございました。

あなたがいるだけで僕は頑張れます。

嘘くさいかもしれませんが、本当にいつもありがとう。 

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